白杖のことをもっと知ってほしい。

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白杖(はくじょう)」とは、視覚で情報を得ることが困難な人が使うものだ。

誤解されやすいが、全盲の人だけでなく、色盲や視野に異常がある人も使用する。 

 

なぜこれを使って外を歩くかは、ご存知だろうか?

視覚だけでは前方の状況を判断するのが難しいため、白杖を使って触覚的に安全を確認するためだ。

 

 

白杖の認知度は低いと痛感させられた出来事 

駅のホームで電車に乗ろうとした時、白杖を使っている人を見かけた。

その人は車体を触ってドアの位置を手探りで探していた。

(停車後だからよかったが、タイミングを間違えていれば接触事故になっていた...)

 

それを見てすぐに声をかけて乗車の手助けをしたが、それまでは周りの人は知らんぷりをしていたのだ...。

「この人何やってるんだろう」と思っただけですぐにスマホに目線を戻していたのだ。

(※まさかと思うが、人前で手助けをすることが恥ずかしい、もしくは誰かに笑われるんじゃないのかという馬鹿げたことが瞬時に頭に出たから、ということではないと信じたい)

 

私はその人よりも先に降車しなければいけなかったので、後を乗務員に託した。

お礼の言葉をいただいたが、自分には何ともいえない気持ちしかなかった。

 

自分にはこれくらいしかできないのかという無力感なのか、

それとも無知への罪悪感や怒りなのか...。

 

 

◆その出来事で考えたこと 

目をつぶったまま家から駅まで歩いていけと言われたら、絶対できない。

安全な場所で目をつぶって歩いてみようとしてみたが、10mも進むことができなかった。歩きスマホよりも危ない。

聴覚と触覚で外を歩くだけでも相当の恐怖心があるだろうし、勇気もいるのではないだろうかと...常に危険と隣り合わせで生きているのだと考えることしかできなかった。

 

体験したことがないことを想像するのは難しい。

そう痛感したのであった。